円をユーロに両替するにはどこがお得なのだろうか

「ユーロは円より強い通貨だから日本で両替したほうがお得だよ」こんなことを聞いたことがある方もいるでしょう。インターネットで調べてみても最初にヒットするのはこの類の文章です。しかし通貨の強さって何だろう、と疑問を持つ方もいらっしゃるかと存じます。通貨の強さというのはざっくりというならば、その通貨を使っている国の経済力の強さです。経済力が強ければ強いほど経済破綻などの可能性が低く、通貨を持ってても紙クズになる可能性が低く、所持していても安心ですので、相対的に価値が上がる、単純に言うならばこのイメージです。両替する国で使われている通貨よりも強い通貨はその国にとってみれば自国より相対的に見て安全な通貨のため歓迎して交換されます。このため手数料は低めです。しかし自国通貨よりも弱い通貨の場合は交換せずに自国通貨を持っているほうが安全なので歓迎されずむしろ敬遠されます。そのため手数料は高くなります。このことを踏まえて最初の文章を見てみると、ユーロを使う国は円を使う国よりも経済力があるため、円はユーロを使う国では敬遠されるため日本で替えたほうがいいよ。という文章になりますね。しかし本当にそうでしょうか。今現在は世界的に見て円の価値は高いです。ドル円レートもユーロ円レートも円高になる一方です。つまりこの今は日本より旅先のほうがお得だ、と結論出来たらいいのですがここ最近の経済は変動が激しく、また今現在はどこがお得かというのは調べるのには苦労がいります。そこで一番おすすめなのが、ツアー旅行で海外に行くことです。ツアー会社で旅行に行く場合にはたいていの場合空港出発までに、今は日本か旅先かどちらがお得か知らせてくれます。通貨両替の際に損をしたくない方はぜひツアー旅行をお勧めします。

ユーロとドルの両替で重要なポイント

ユーロとドルを両替して儲けようとするとき重要なポイントは、FRBとECBの金融政策の違いです。元々G7などの主要国は、金融政策でアメリカと協調するコンセンサスがあったものが、サブプライムローン問題が広がり始めた頃から政策のずれが目立つようになりました。例えば、2007年の9月からアメリカは引き締めから緩和政策に転換しましたが、ECBはむしろその頃は引き締めを強化するなど、真逆の政策を行いました。そして、2008年の7月にはECBは政策金利を過去最高の4.25%まで引き上げました。その後の9月にリーマンショックが起こると、FRBに続きECBも緩和政策に転換しましたが、それまでの政策ギャップがユーロドル上昇を引き起こしたといえます。2013年5月にFRBが主要国に先行して量的緩和終了の動きに向い始めたのに対し、ECBは緩和政策時期を延長し、さらなる緩和の可能性も示しました。この政策の違いは当然ユーロドルにも大きな影響を及ぼすことになります。

ユーロとドルの両替とポンドについて

ドルが主導する時のユーロドルの両替(トレード)するときはポンドドルに注目します。それは相関性が高くほとんど同じ動きになるからです。一方、ポンドが金利を引き下げるといったような材料で動く時には、ユーロポンドが買われると同時にユーロドルも上昇します。大量のポンドの買いが入った時などは、インターバンクなどでは似たもの通貨であるユーロも同時に買われることがあります。反対に、イギリス自身の悪材料でポンドが売られるような時には、ポンドを売ってユーロを買うという動きもみられます。その時の材料によりポンドとの動きは全く異なることがあるものの、基本的にはユーロとポンドは同じ動きをします。特に材料がない中でユーロドルだけが買われポンドドルの動きがないということであれば、投機的な動きが入ったという見方もできます。そんな時には時間が経過すれば元のレベルへ戻ることが多く、ポジションの持ち方を考えるヒントにします。